蜜蜂は以外と寒さには強く熱には弱い生き物です。
移動の時には入口を閉め切り、
トラックに揺られるため凄く暑くなります。
少しでも蜜蜂の負担を軽くするために
巣箱と巣箱の間に氷を挟み温度を下げます。
この氷を使えば何人分のかき氷ができるかなぁ〜。
ちなみに、このデカイ氷一つが約150キロあります。
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秋田ではアカシアが完全に散ってしまい、
変わりに栗やイタチ萩などの蜜蜂を出してくれる花が咲き始めました。
こんな花からも蜂蜜は採れるのですが、
北海道ではクローバーが咲き始めたとのことなので諦めて北上します。
ちなみに栗の蜂蜜の特徴は匂いが独特で
色もアカシアと比べるともの過ごく濃いです。
残念ながら日本では好まれない蜂蜜の一つです。
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今日で秋田の蜂蜜採りは終了です。
今年の採れ高は豊作でした!
正直花の数がいつもの年に比べ少なかったので
『今年はヤバイかなぁ〜』と焦りましたが、
晴れが続きいつもの年より多く採蜜できました^^
日報を見たら6月に入って蜂蜜を絞ってない日は2日しかないし。
この一ヶ月の睡眠時間は平均4時間位。
って蜂蜜沢山採れたんで大満足♪
いがった、いがった!
明日からは地元での会議&懇親会が続きます。
仕事より大変かも。 |
蜜蜂は家畜とみなされ定置養蜂の場合最低で一年に一回、
移動養蜂の場合は県外に蜜蜂を移動する際には
必ず家畜保健所の検査が必要になります。
だから私の場合年に4回です。
この検査で病気が発見されれば巣箱の県外への移動禁止、
及び焼却焼却しなければなりません。
プロの養蜂家は常に巣箱を清潔に保ち、
手入れをこまめにすることで病気を未然に防いでます。
検査の結果もちろん今年も異常無し!
アカシアも終盤に差し掛かり、そろそろ北海道への移動の準備です。
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本職の養蜂家は基本手袋をせず素手で作業を行います。
蜜蜂は刺すし痛いから手袋をしてもいいんですが、
触感による微妙な感覚は手袋の上からでは分かりにくいのです。
そのせいで手は蜜蜂のヤニなんかでいつも真っ黒です。
熟練の養蜂家の指は長年の酷使の為関節が太く変形してます。
以前中国の養蜂家が、親父の手を見て
『こんな仕事をした手は初めて見た』とビックリしてました!
その手と比べると、まだまだこの手は未熟者ですね〜
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トチの花も終盤にさしかかり、
いよいよ次の花「アカシア」へ移動開始です。
同じ秋田でもトチは山奥、
アカシアは比較的町に近いので巣箱は移動します。
今日トチの蜂蜜を採った巣箱を夜のうちに移動するのです。
そうすれば、次の場所では、より純粋に近い
アカシアの蜂蜜が採れるから。
これを忙しいからと言って2、3日後に回してしまうと
トチとアカシアが混じり、単一の蜂蜜が採れなくなるのです。
さぁて今夜も移動といきましょう! |
蜂蜜を絞る作業は日が昇ると同時に開始します。
東北では4時頃が平均です。
蜜蜂が集めてきた花の蜜は
最初は水分が多くてビショビショしています。
それを蜜蜂達が夜中や雨の日に水分を飛ばして濃縮するのです!
昼間は新しい蜂蜜をドンドン集めてくるので、
日の出を狙って濃い蜂蜜を採蜜するのです。
小さなことですが、高い品質を維持することにつながります。
でも毎日3時起きは眠いです。。。 |
今、秋田はトチの花の時期になります。
連日の暑さで量、質とも申し分ないです。
朝3時に起床し、4時には作業を開始します。
朝早い蜂蜜は濃度が高く質が高いのです。
うっ〜眠っ。採蜜が続くと緊張感で疲れ倍増です!
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