 
カナダ産のオーガニックはちみつを求めて、サスカチュアン州を訪問した。
目的地は交通の不便なところで大変田舎であるため、養蜂関係の日本人訪問は初めてらしい。取引先養蜂家の玄関先で360度見まわして、お隣は1軒も見あたらない。大変寒く、日本の稚内よりさらに1000㎞以上北に位置する。冬の寒い時期はマイナス50度になることもあるらしい。
生産者は明るいご夫婦で、生産時期にはハチミツ絞りに中南米から助っ人を呼んで、短期間で生産を行う。私の個人的見解だが、ハチミツ販売の営業を35年以上行ってきた私にとって、国産のアカシアはスッキリした甘さが特徴であるが、ここで生産するハチミツはスッキリした中にコクがあり、とても美味しい。日本人のヘビーユーザーには堪えられないほど、喜ばれるハチミツであると思われる。安全に対して厳しい日本人にとって、オーガニック認証という客観的証明も付いており、最高のハチミツに出会えた。
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