コロナ禍が明けて、オーストラリア政府の渡航許可が降りるようになった。また、大規模森林火災から2年と6ヵ月が経過。3年ぶりのカンガルー島訪問となる。森林火災時の猛火の動画がアップされた。見て恐ろしく凄いと感じた動画は、カンガルー島養蜂家ピーター氏撮影のものであった。この経験により、ピーター氏は人生観が変わり長男(ブレントン氏)へ養蜂業は引き継がれた。ピーター氏は代表を退き、ミツバチの管理人として養蜂に従事している。この火事で、カンガルー島のコアラは半数の約25,000頭が焼け死んだと推測されている。
ユーカリの大木があり、はちみつ生産地として優秀だった蜂場に連れて行ってもらった。日本でのNHK報道では火事による地温が200度を超えると報道されているのを覚えていたが、この地では地温600度になったことを証拠写真と共に見せられ、説明を受けた。巣箱は燃えるより、溶けたという表現であった。当然、この蜂場近辺のユーカリの大木は全て根っ子が焼け死んでおり、枯れた幹が残っているだけの殺伐とした景観になっていた。
火災から逃れた地域で、ミツバチ群の養成、生産に頑張ってもらいたい。
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